May 16, 2014

裏地交換

バッグの裏地交換を頼まれました。
ありゃりゃりゃ、酷い加水分解です。さわるのも嫌なぐらいベトベトしていますが、「どうしてもお願いします♡」と言われてしまうと断れません。




とりあえず、ファスナー周りのステッチをほどいて、ベトベト裏地を取り外しますが、、、糸切りはさみや糸にまでベトベトがまとわりつき、思うように作業が進みません。しかも、表のメッシュは少し力をかけると解けそうなので、慎重に作業します。
取り外せたら、本体と同じ大きさの裏地の型紙を取り(今回は本体に貼り込む際の事を考慮し、取り外した裏地とは違う型紙の取り方をしました。)、裁断縫製します。

裏地は依頼者が持ち込んだ生地を使ったのですが、薄すぎてミシンでは上手く縫えません。テンションを調整しつつ、だまし騙し縫いましたが、生地を渡された時にしっかりチェックすべきだったな、と反省。

バッグ本体に新たに作った裏地を貼りこみ、ファスナー周りをぐるりと縫製して出来上がり。(簡単に書きましたが、ここでもいろいろ悩まされました、、。)

で、このバッグ、どこにもブランド名が記されてません。縫製はそこそこ、、、と云うより、かなりしっかりとした技術がある縫い方をしているのに、どうしてこんな裏地を使うのか、、、?



取り外したベトベトの裏地を確認すると、イタリア製の某有名ブランドであることが判明。
こりゃ、買ったお店に持って行った方が良かったんじゃないの?
ウチの奥さん、独身時代に買った某ブランドのバッグの裏地が加水分解でボロボロになり、お店に持ち込んだら新品と交換してもらえたそうです。

加水分解はウレタン系の、合成皮革、人工皮革やコーティング生地に発生します。水分と反応しておこる化学変化で、製造されたときから反応が始まるので、避ける事は出来ません。遅らせる事が精一杯です。バッグやビニジャン( !! )を買う際は素材を確認してから買いましょう、、、と言っても、普通は商品タグなどに表記などされてないし、店員さんもわからないと思いますがwww

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