2011/04/12

あれから1ヶ月

東日本大震災から1ヶ月。もし、自分が同じような被災に遇い、家や家財を失ってしまったらどうなってしまうのか?色々考えてみた。
まだローンが残っている家を失い、買ったばかりのオートバイも無くなり、車も、Macも、他人から見たらゴミのようでも、自分にとっては宝なモノも無くなってしまったら、、、、。
テレビで流される「ガンバロー!」「笑顔を忘れないで!」なんて言葉を素直に聞き入れられるだろうか?茫然自失となって、無気力状態になってしまうのかな?いや、自暴自棄になってしまうかもしれない、、、なっちゃうな。
でも、非難所のみなさん、とても冷静でびっくりしてしまう。被害者が桁違いに多いので、連帯意識が芽生えているのかもしれないな。


先日、「ミツバチの羽音と地球の回転」という映画を観て来ました。タイムリーにも反原発運動のドキュメンタリー映画です。
中国電力が瀬戸内海にある長島で計画している上関原発に反対する、祝島の方々の反対運動を記録した映画なのですが、エネルギー先進国であるスェーデンで成功しているエネルギー政策なども紹介されています。
スェーデンでは電力会社を選べる事が出来ます。火力発電からできた電気を使いたいのか、風力発電からできた電気を使いたいのかは個人で決められます。需要が多い方が今後は伸びていくのは目に見えています。電力だけではなく、暖房に使われるセントラルヒーティングの温水も、地域で建てた温水供施設で賄います。燃料は廃材などの木屑です。しかし、何の不自由も無く、快適に現代生活を送っています。
また、国内で50基以上も原発が稼働しているフランスでのインタビューもありました。原子力発電所のすぐ横で酪農業をしているオバサンは、「恐いけど、、、」とやけに冷静に答えていました。国や電力会社から、いい所、悪い所を包み隠さず説明され、それをしっかり理解出来ているんだなと思いました。
いろんな所から、日本の閉鎖的な電力供給会社の問題点がありありと浮き出されてきます。
ちなみに、上関原発の計画は今回の福島での事故により、一時中断すると発表されたようです。

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