2010/02/09

「12人の怒れる男」を観ました。
アメリカ版は10年ほど前に観て、エラく感動した事を覚えています。(シドニー ルメットの監督デビュー作なんですね。)
最近、ロシア版もあることを最近知り、はどんな焼き直しかと思って気になっていました。
ストーリーはほぼアメリカ版を再現していますが、現代に即した演出や、現代のロシアが抱えている人種問題やらの伏線が、数多く入れ込んでありました。
監督自身も陪審員2番として出演していたと知り、これまたビックリ。
もう1つ、最後の陪審員の判決にもびっくり!考えさせられるものがありました。
(コレってアメリカ版もこうだったの?)
エンディングの B トーシャの言葉
「法は強くて、揺るぎないが、慈悲の力は法を遥かにしのぐ」
にはやられてしまいました。全てを慈悲の力で解決するのはかなり危険だとは思いますが、物事の本質を見直すという行為に気付かせる戒めとしては、かなり説得力があります。
アメリカ版も久しぶりに観たくなりました。

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