2008/07/15

バウハウス・デッサウ展

学生の頃習った記憶があるバウハウス、(今さら説明の必要も無いと思いますので割愛させていただきます。)今回は今までに無い大規模な展示との事で、勉強し直しの意味も込めて東京芸大に行って来ました。 いやーすごい人です。本当に皆さんバウハウスに興味があるのでしょうか? でも、展示物は目を見張るモノばかりです。生徒の課題をたくさん展示してありましたが、そのクオリティの高さにビックリです。とても50年以上前の作品には見えません。あんな細い線を当時は何で引いていたのか?テクニカルペンなどまだ無かったろうに、、、。また課題を出す教授達のビッグネームにもこれまたビックリ!クレー先生、カンディンスキー先生、ブロイヤー先生、ミース先生などなど、、、今で例えると誰に当てはまるか、、、? マルセル・ブロイヤー君が学生時代に作ったタンスや、革張りではない布張りのワシリーチェアの原型など、興味津々です。バウハウスの最終目的であった「建築」のコーナーは特におもしろい。自分達の校舎を教授達がデザインしているが、校舎には教授達の住居もあったので、力の入れようが違う。校長室の同寸再現は、今時のデザイナーズマンションのようで笑ってしまった。しかし、校舎の床面積を効率よく使えるよう、廊下を極力少なくしたり、寒冷地ゆえ、太陽光を充分に取り入れるよう、南側をガラス張りにしたりと、現代も取り入れられている様式の基本が伺い知れた。 閉館が17:00と早かったので後半の興味深かった建築コーナーをじっくり観れなかったのが残念でしたが、学生に戻った気分で充実した時間を過ごせた。それにしても混んでいてびっくり。

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